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Column

「鬼は外!福は内!」

今日は節分の日ですね。あれ?明日じゃないの?という方ももしかしたらいらっしゃいますでしょうか。
なんと今年の節分は、124年ぶりに日付が変わり、2021年の節分は、2月2日(火)なんだそうです。方角(恵方)は、『南南東やや南』です。
123年間『2月3日』が続いていたのですが、124年ぶりに変動します。
現代は国立天文台の観測によって『太陽黄経が315度になった瞬間が属する日』を立春としています。立春が動けば、節分も変動します。
2021年の立春の瞬間は、2月3日23時59分です。

◎豆まきの由来◎

そもそもなぜ豆をまくのでしょう?
諸説はありますが、以下のものがよく挙げられます。
・豆は『魔を滅する=マメ』に通じ、語呂がいいから
・中国の医書 『神農本草経』に、『豆は鬼毒を消して痛みを止める』とあるため
・五穀(米、麦、アワ、キビ、豆)の中では一番、投げつけると痛いから

豆まきには「鬼を打ち払う」意味と、「豆を投げ与えて恵み、静まってもらう」という、2つの意味が込められています。
五穀には霊力があり、まいた場所は清められ、聖域になる…という考えです。 だからこそ、「福は内」では室内にも向かって投げるし、拾って食べるのですね。

◎正しい豆まきのやり方◎

①豆を準備します
・・・豆は火が通ったものを用意しましょう。拾い忘れて芽が出ると縁起が悪いとされています。豆まきの時間まで神棚に供えておきます。

②豆まきは夜に行います
・・・鬼は真夜中(丑寅の刻)にやってくるので夜が適しています。難しければ昼間でも大丈夫です。

③奥の部屋からまいていく
・・・家の玄関や窓を開けて「鬼は外」と豆をまき、鬼が戻らないようにすぐ戸 や窓を閉めてから「福は内」と部屋の中にまきます。奥の部屋から順番に鬼を追い出すようにして最後は玄関までまきましょう。

④年齢の数だけ豆を食べる
・・・最後に1年の厄除けを願い、自分の年齢よりも1つ多く豆を食べます。新年を迎えるため(または数え年で数えるため)、「年齢+1」とも言われます。豆が食べきれない場合には、福茶を飲む方法でも大丈夫です。

◎大豆の美容効果◎

恵方巻派の方もいるかもしれませんが、実は節分の豆には美容効果が隠されているので是非食べていただきたいです。
そもそも豆自体は栄養価が高いのですが、節分の豆は炒って小さくなった大豆で、たくさんの栄養素があり、それがバランス良く含まれているのが最大の特徴です。
大豆には三大栄養素と言われる『炭水化物』『脂質』『たんぱく質』のほか、体に良い栄養素がたくさん含まれていますが、実は美容の面でもとても優れているのです。
たとえば『食物繊維』・・・便秘の改善やお肌のターンオーバーにも重要です。

皮膚や髪を美しく保つ・・・『ビタミンB群』
抗酸化作用に優れた若返りの栄養素・・・『ビタミンE』
さらには角質内の水分を保つ働きがある・・・『たんぱく質』は肉にも匹敵するほど含まれています。
そして忘れてはいけない『大豆イソフラボン』です。女性ホルモン『エストロゲン』に似た働きがあり、更年期障害の予防、コレステロールの増加を防いだり、老化の原因になる活性酸素の働きを抑える効果があります。

前出にもあった“エストロゲン”ですが女性にはとっても嬉しい働きをしてくれるのです!

\さらに詳しく/

~エストロゲンの働き~

・肌の新陳代謝を促進し、ピチピチお肌に
・髪のツヤ、さらにハリを保つ
・卵巣内の卵胞を成熟させて卵子を育て、排卵に備える
・子宮内膜を厚くし、受精卵の着床を準備する
・乳房や性器、皮下脂肪を発育させ、丸みのある女性らしい体を作る
・コレステロールの増加を抑えて動脈硬化を防ぐ。
・骨を丈夫にする
・周期的に生理を起こす
・自律神経を安定させる
・膣や膀胱の、伸縮性や自浄作用を高める

~大豆イソフラボンの働き~

・更年期障害を予防・改善
・美しい肌を作る
・ガンのリスクを下げる
・骨粗鬆症を予防
・生活習慣病を防ぐ
・やる気をサポート

※大豆の食べ過ぎには注意※

健康にも美容にも良いとついつい食べ過ぎてしまいがちですが、大豆は意外にもカロリーが高いのです!一粒のカロリーは少ないのですが一気に食べ過ぎてしまうと、お菓子を食べているとの変わらない摂取カロリーになってしまいます。                    

また、大豆は発酵食品ではないので食べ過ぎると消化不良を起こす可能性があります。
節分の豆の場合は、20g~30gが適量と言われています。               

食べ過ぎると体に悪影響を与える場合もあるので程よく食べましょう!



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