7月7日は七夕です☆彡
小さい頃七夕飾りを作ったり、短冊に願いごとを書いて笹につるしたりなどした方も多いのではないでしょうか。
七夕はもともと中国の行事で、日本には奈良時代に伝わったとされています。
七夕と言えば「織姫と彦星」の物語ですよね。日本で広く伝わる七夕の由来とされる織姫・彦星の物語をご紹介します!
七夕ストーリー
機織りがとても上手で働き者の織姫と、牛の世話をしている働き者の彦星がいました。織姫の父親の天帝(神様)が、働き者の織姫を想い、婿を探しました。
そこで見つけたのが彦星であり、二人とも働き者でまじめなのでお似合いだと思い、天帝が引き合わせました。
二人はひと目で恋に落ち、やがて結婚しました。
しかし、結婚してから二人は遊んでばかりで仕事をしなくなってしまったのです。天帝は怒り、二人の間に天の川を作り、引き離しました。
二人は離れ離れになった悲しさで仕事にならず、泣き続けました。
それを見かねた天帝は、「以前のようにまじめに働けば、一年に一度だけ七夕の日の夜に会うことを許す」と約束しました。
それから二人は心を入れ替え、一生懸命働くようになった …というお話です。
小さい頃は「一年に一度しか会うことができないなんて可哀想…😢」と思っていましたが、大人になった今考えると怠けて仕事をしなくなることは良くない、といった考えも出てきます。小さい頃とはまた違った視点になりますね。
さて二人を隔てる「天の川」はよく耳にすると思いますが、天の川とは一体なんなのでしょうか。
天の川の正体は『銀河系』
天の川は、とてもたくさんの数の星の集まりです。星の集まりを「銀河」といい、地球が属している銀河は「天の川銀河」または「銀河系」と呼ばれています。太陽も含めた、星の大集団ということが観測や研究によってわかっています。
天の川銀河は無数にある銀河の中のひとつということなんですね。とても規模が大きいですよね…!
天の川をはさんで離れ離れにいる織姫の星や彦星の星を改めて確認してみましょう。
織姫の星は、こと座の「ベガ」
彦星の星は、わし座の「アルタイル」
そして、はくちょう座の「デネブ」
デネブは先程の物語に出てきた、織姫の父親である天帝です。この三つの明るい星をつないでできる大きな三角形が、有名な夏の大三角です。
七夕の夜、東の低空に見ることができます。
明るさの順で並べると、一番明るく見える星からベガ(織姫星) ⇒ アルタイル (彦星) ⇒ デネブです。
ベガとアルタイルの間にある小さな星の数々が天の川です。良く晴れた日の夜、実際に見てみてくださいね。
織姫は機織りが上手で働き者だったことから、手芸やお稽古などの上達を短冊に書いて願う風習がありました。このことが現在の短冊で星に願いごとをするという今の風習に繋がっています。
さて、天気のお話になりますが、七夕の日に降る雨に名前があることをご存じですか?
7月7日に降る雨の事を、催涙雨(さいるいう)といいます。
催涙雨には色々な諸説がありますが、一般的なのは雨で逢うことができなくなった二人の涙です。
そうやって意味を知ると、また違った雨の日の七夕を感じることができますね。
今年は逢える?七夕の天気をCHECK!
今年の七夕の天気はどうなのでしょうか。
調べてみたところ2021年7月2日時点では以下のようになりました。
・北海道 曇り⛅ 降水確率 20~40%
・東北 雨時々曇り☔ 降水確率70~90%
・関東 曇り一時雨🌂 降水確率 50~60%
・関西 曇り時々雨☔ 降水確率 60~80%
・北陸 雨☔ 降水確率80~90%
・中国 曇り時々雨☔ 降水確率 70%
・九州 曇り一時雨🌂 降水確率 30~50%
梅雨の地域も多いせいか、今年の七夕は雨が降る確率が高いですね。てるてる坊主を作ったり、晴れをお願いしたりするのもまた楽しいですね😊
みなさんは今年何をお願いしますか?
楽しい七夕をお過ごしください✨